結論から言うと、私は現在200以上の銘柄に分散投資をしています。
理由はシンプルで、「リスク分散のため」と「投資を楽しむため」です。
投資の世界では「集中投資の方が効率がいい」とよく言われます。実際、少数精鋭で大きくリターンを狙うスタイルは合理的ですし、理論的にも正しい部分は多いと思います。
それでも私は、あえて真逆とも言える“超分散投資”を選んでいます。今回は、その理由を本音ベースでお伝えします。

一般的な投資スタイルとの違い
まず前提として、多くの個人投資家は10〜30銘柄程度に絞って運用していることが多いです。
銘柄数を絞ることで、企業分析の精度を上げたり、リターンを最大化しやすくする狙いがあります。
いわゆる「集中投資」です。
一方で、僕のように200銘柄以上に分散しているケースはかなり少数派だと思われがちですが、実は例外もあります。
例えば、有名な株主優待投資家の桐谷広人さんは、1000銘柄以上を保有していることで知られています。
ただし桐谷さんの場合は優待目的が中心で、僕のスタイルとは目的や運用の考え方は少し異なります。とはいえ、僕のポートフォリオもゆくゆくは優待株も増えていくと嬉しいなと思っています。
理屈だけでなく、投資を楽しむ余地も残しておきたいです。
正直に言って、効率だけを考えれば非合理に見えるかもしれませんが、僕は「リスク分散」と「投資を楽しむ」ために、この超分散スタイルを選んでいます。
私が超分散投資している理由
私が200銘柄以上に分散して投資するようになったのは、正直なところ 「超分散投資を選んだ」というより、好きなように投資していたら結果そうなった」 という感じです。
最初から戦略的に200銘柄を目指していたわけではなく、毎日数千円ずつコツコツ購入したり、興味のある企業や業界に触れてみたりしているうちに、自然にポートフォリオが広がっていきました。
その過程で「リスク分散にもなっている」と気づき、後からこのスタイルのメリットを実感することになったのです。
つまり、この200銘柄という数字は、好きに投資していた結果としての副産物でもあります。
では、理由についてもう少し深堀りしていきます。
理由①:リスク分散で“致命傷”を避ける
一番大きな理由は、やはりリスク分散です。
私は主に配当目的で日本株を中心に投資していますが、配当投資において一番怖いのは「減配」や「無配」です。
どれだけ利回りが高くても、減配されてしまえば前提が崩れてしまいます。
もしこれが数銘柄に集中していた場合、1社の減配がポートフォリオ全体に大きなダメージを与えます。精神的にもかなりきついです。
一方で、200銘柄に分散していればどうなるでしょうか。
仮に1社が減配しても、全体への影響はかなり限定的になります。
もちろん、分散していても完全にリスクを消せるわけではありませんが、「一撃で大きく崩れる可能性を下げる」という意味では、かなり効果を感じています。
理由②:投資は「楽しい」が続く理由になる
もう一つの理由は、投資そのものを楽しめる点です。
個人的にはこちらの方が大きいかもしれません。
単純に、いろんな会社に投資している方がニュースや情報を見るのも楽しくなります。
「この会社の決算どうだったんだろう」「この業界は今どうなっているんだろう」と、自然と興味を持つようになります。
自分が株主になっている会社が増えれば増えるほど、世の中との接点も広がる感覚があります。
さらに、配当金がいろんな会社から少しずつ入ってくる喜びもあります。
「あ、この会社からも来た」とちょっとした嬉しさが積み重なっていくんです。
また、コレクション的な楽しさもあります。
「この業界も持ってみよう」「この企業も少しだけ買ってみよう」と、ポートフォリオを広げていく過程そのものが楽しみになります。
投資は長く続けることが大切です。
だからこそ、自分にとって「楽しい」と思えるスタイルを選ぶことは、効率や理論以上に重要だと感じています。
私の運用スタイル(かなりシンプル)
ここまで読んで「200銘柄も管理するの大変そう」と思うかもしれません。
でも、意外と私の運用はシンプルです。
まず、日々の細かいメンテナンスはほとんどしていません。
特別なツールや分析ソフトに頼ることもなく、基本は 毎日数千円ずつコツコツ買い増すだけ です。
ポートフォリオ全体を毎日チェックすることもほとんどなく、数日に一度ざっと前日比や評価損を確認する程度です。
買うときの判断もシンプルです。
- 前日比で株価が下がっている銘柄
- 評価損になっている銘柄
このあたりを中心に少しずつ買い増しています。
つまり、いわゆる「安くなっているものを少しずつ拾っていく」という感覚です。
この方法は、値下がりしても精神的に耐えやすく、少額であれば失敗しても大きな痛手になりにくいというメリットがあります。
銘柄選びで見ているポイント
銘柄数は多いですが、チェックしているポイントはそこまで多くありません。
僕が意識しているのは主に以下の3つです。
- 配当利回り – 高すぎず低すぎず、無理のない範囲で安定しているか
- 今後の売上・利益の見込み(ざっくり) – 決算資料やニュースから直感的に理解できる範囲で
- PBR(株価純資産倍率) – 割高になりすぎていないかの目安として
細かい分析を徹底しているわけではなく、「大きくズレていないか」を確認する程度です。
だからこそ、特別なスキルや高度な分析がなくても、同じような運用を再現することは十分可能だと思っています。
重要なのは、性格や感覚に合うかどうか。
自分が無理なく続けられるやり方であることが一番大事です。
デメリットも正直に
もちろん、この運用スタイルにデメリットがないわけではありません。
200銘柄以上を保有するというのは、効率や管理の面では明らかに一長一短があります。
まず、すべての企業を深く追うことはほぼ不可能です。
200銘柄もあると、決算やニュースをすべて詳細にチェックするのは現実的ではありません。
広く浅くになりがちで、業績悪化や株価下落など重要な変化を見逃すリスクもあります。
ただし最近は便利なツールも増えており、配当管理アプリを使えば、各銘柄の増配や減配の情報を簡単に確認できるようになりました。
アプリ上で配当の予定なども一覧できるので、管理の手間はかなり軽減されています。

さらに、効率の面で劣る部分もあります。
集中投資やインデックス投資と比べると、1銘柄あたりの成長やリターン効率は薄まりやすく、手間に対する資産増加のインパクトは低くなりがちです。
また、200銘柄もあると把握しきれない部分も出てきます。特に株主優待株を増やした場合、優待条件の変更や廃止などのチェックも必要です。
こうしたデメリットを理解したうえで運用することが重要です。
私の場合は、これらのリスクや欠点を把握したうえで、シンプルに続けられることや楽しめることとのバランスで運用しています。
日本株メイン+米国株少しの理由
僕のポートフォリオは日本株が中心ですが、一部アメリカ株も保有しています。
理由はまず、通貨分散です。円だけに偏るより、ドル資産を持つことで為替リスクを分散できます。
また、アメリカ企業は株主還元に積極的で、配当面でも魅力があります。
一方、日本株は身近で情報が取りやすく、理解もしやすいというメリットがあります。
そのため、基本は日本株、補助的に米国株というバランスに落ち着いています。
まとめ:投資に“正解”はない
ここまで書いてきましたが、200銘柄に分散することが正解だとは思っていません。
投資スタイルは人それぞれで、集中投資が合う人もいれば、インデックス投資が合う人もいます。
大事なのは、自分が納得して続けられるかどうかです。
私にとっては、
- リスクを分散できる安心感
- いろんな企業に関われる楽しさ
- シンプルに続けられる運用方法
この3つが揃っている今のスタイルがしっくりきています。
効率だけを追うのではなく、自分の性格や価値観に合った投資を選ぶこと。それが長く続けるためには最も大切だと思っています。
今後は、実際のポートフォリオの中身や、配当金の内訳なども公開していく予定です。
興味があれば、ぜひ他の記事も読んでみてください。



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